チケット取得をミスってしまい、Animelo Summer Live (アニサマ)2018の「ステージバック席」に行ってみました。
なにそれ?どんな席?
名前の通り、ステージの裏側の席です。当然のことながら、出演者の表情を見るのは困難です。
https://anisama.tv/2018/news/detail18082005.html
・ステージバック席:¥4,000 (税込・各日)
※完全なステージ裏の席となり、映像モニター等の設置がない為、出演者やステージ演出をご覧いただくことができません。音が聞き取りにくい、機材音が気になる可能性もございますが、ライブの臨場感を楽しんでいただけるお席となります。
何故そんな席が用意されてるの?
アニサマ運営が、なぜこんな席を用意したのかは謎ですが、観客にとっての存在理由(raison d’être)としては、入手困難な日であっても売り切れずに残っている「当日券」であるということが挙げられます。最後の救済措置ですね。
見えにくくないの?
当然、見えにくいですw
どこにあるの?どうやって行くの?
Nゲートから入って、400レベルの一番奥ですね。
けやき広場からだと、Aゲートの左側の通路を進み、Nゲートで折り返し、左右どちらかの通路を進みます。外を眺めることができる外周通路に一度出た後、中の通路に戻り(ここが分かりにくい)、最果ての地を目指します。
最果てというのは比喩でもなんでもなく、エスポワール号か、もしくは学園艦の船底かを彷彿とさせるところに「来てしまった」という感慨が味わえます。。
とにかく遠いので、充分に時間の余裕を持たないと開演に間に合いません。
休憩中のトイレに関して。僻地だけあって観客の絶対数は(比較的)少ないのですが、トイレの数も少ないので多少は並びます。とはいえ他のエリアと比べたら軽微な混雑です。
終演後は、一度だけ狭い通路で詰まりましたが、その後はスムーズに出口まで進むことができました(ブロック客数の絶対数が少ないので、通路に速く出ることができたからかも)
大型ビジョンの映像は見れるの?
見れませんw。なので映像演出の把握は困難です。
2017年は、ステージバック席専用の(40インチくらいのこじんまりとした)家庭用テレビが用意されていたようですが、2018からは無くなりました。
出演者は見れるの?
距離は意外と近いので、「背中」はよく見れますw。
顔が見れるチャンスは、横を向いた時と、花道から帰って来る時など。
センターステージも(席によっては)意外とよく見れます。ただ席によっては全く見えないかもしれません。
また、舞台の袖の先端部や、トロッコに乗っている時は、とてもよく見れました。
また、立ち位置によっては大型ビジョンに完全に隠れてしまうので、イカンともしがたい時間帯は絶対に発生します。
2018年のモニター配置ですが、左右にそれぞれ中型ビジョン(これは完全に不透明型)、中央の移動/分割するモニター(こちらはスダレ状なので透けて見える)という配置です。
アニサマのステージバック席、会場内写真禁止なのでスケッチしたんですが、こんなでした。
右側とモニター裏はまったく見えない。後ろ姿がちょこちょこ見える感じ。 pic.twitter.com/UKzZCQs65J— かとまん (@katomanx) August 25, 2018
来年以降の展望ですが、ビジョンの大型化がさらに進むことが予想され、場合によってはステージのバック全てが覆われてしまう可能性もあるかもしれません(そうなれば、ステージバック席は設定されないかもしれませんが)
それと、席の位置によっても大きく左右されます。それと推しの出演者が「どこに立つか」にも。ツイッター情報は「全く見えないよ」「意外とよく見れた」の二極端な意見が多かったのですが、どちらも正しい意見であると感じます。
音響はどうなの?
2017年から2018年への数少ない進化として、専用スピーカーが用意されたことが挙げられます。全体向けのメインスピーカーと同等の位置に、三連のラインアレイスピーカー×左右に各一台。それが功を奏し、想像していたよりも音響は良かったです。
良かった点はないの?
サイリウムの海が堪能できる(アーティスト視点を堪能)
ライトの動きを堪能できる(空間全体を埋め尽くす照明は、思ってたよりもキレイです)但しレーザーは全く見えませんw
スタッフの動きとかが見れる(これは長所か?w)三日目は、ギターから音が出ないかなにかトラブルがあったようで、スタッフさんが接続部を必死にいじっている姿を見ることができました。本当に瞬間瞬間の真剣勝負といった世界を垣間みることができました。
(双眼鏡があれば)歌詞やMC用のモニターが見れる。なので次の進行のネタバレが可能ではあります。
ごく稀に、こっちに気づいてくれる出演者がいる。その時は超うれしいwww
三日目はZAQと蒼井翔太が、ライブ中にステージバック席の客を気遣ってくれました。もう一生ついていきます!!
あとは影山ヒロノブさんも「あそこにも客いるの?」と驚いてくれましたw。ほとほと人権の無い環境に身を置いていると、なんらかの反応があるだけでも超うれしいですw。
エンディングの際にも、たくさんの出演者が手を振ってくれたりしました。
2018のEDは、出演者は中央(裏側の階段)から舞台に出てきて、下手側にはけていきました。
あとは、席に着いた瞬間に諦めの境地に達せざるを得ないので、周囲の観客と「謎の連帯感」が生まれるw。席の酷さのヤケクソ自虐トークで盛り上がる、などでしょうか。
どんな人にオススメ?
出演者の中に「推しの晴れ舞台が楽しみ!」「絶対に見逃せない!」という人がいたら、絶対におすすめしませんw。なんとかしてビジョンの見れる席を入手しましょう。(BD先行予約から準備すれば、よっぽどのことが無ければ入手できます)
そこまでではない、とりあえず全通したい、シクレで神が出てきたら後悔する、といった場合は、保険として「ステージバック席」に座っておくのも良いかもしれません。
それに一度体験しておくと、自虐観戦記をネタとして披露できるかと思いますしw。
注意事項
席の性質上、近くのブロックには空席が大量にあるわけですが、席の移動は禁止のようです。いちおうスタッフもいますし。
連行された、という情報も上がっていますね。
ステージバック席、開幕2曲目くらいで大量のスタッフが来て約3列(計10人くらい)のオタクが連行されましたよワラ
— らいち (@La1_sound) August 26, 2018