一方、コミケには「企業ブース」も出展しています。こちらはアニメ製作会社やアニメグッズのメーカーや出版社などの企業が、アニメグッズなどを販売するブースを出展する形になります。
この記事では、「企業ブース」について深く掘り下げていきますね。
ちはや
企業ブース!そこはトップヲタクをかけて戦う夢の舞台!歌って踊って、奪い合いましょう…!(イケボ)
もえか
わかりますん
目次
コミケの企業ブースって、どんなとこ?
コミケの企業ブースは、アニメやマンガ、萌えコンテンツのグッズを販売しているところが多いです。商品の例としては、イラスト集やアニメ資料集などの冊子、アクリルスタンド、キーホルダー、抱き枕カバー、タペストリー、Tシャツ、ラバーストラップ、スマホケースなど、様々な種類があります。
萌え関連企業だけかと思いきや、あまり関係がなさそうな一般企業が出展していることも。そんな企業のグッズ等は他では入手困難のレア度の高いものばかりです。
企業によっては、ブースでイベントを開催することもあります。トークショーやお渡し会(購入した商品を手渡してくれるイベント)では有名声優さんを間近で見るチャンスも?!また企業ブースのコンパニオンさんは、キャラクターのコスプレ着用していることが多く、写真撮影も気軽に応じてくれます。
うろうろ散策しているだけでも楽しいですが、イベントや無料配布、販売商品などの情報を事前に収集してからいけば、さらに楽しいのが企業ブースです!
企業ブースの出展社・出展グッズの情報
企業ブースって、いつからあるの?
かつてのコミケでは企業ブースは存在せず、サークルだけでした。企業ブースがコミケに初めて登場したのは、1996年のC51(第51回目のコミケ)からです。この年に出展したのは12社のみ。
そこから徐々に企業ブースも認知され、さらにアニメ人気も後押しし、現在では180社を超える企業が出展するまでに成長しました。
企業からしても、50万人を超えるアニメファン・オタクが集結するイベントに出展することは利益が大きく、近年では抽選により出展社が決められる状態になっているようです。(単なる抽選ではなく、過去の実績やトラブルの有無なども、当選に影響するという話もあります)
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企業ブースには、無料で入れるの?
多くの同人誌即売会では、入場料が必要なところが多いです。よくあるのが、カタログ(千円程度)の購入必須で、入場の際にはカタログを提示する形です。コミケに入場する際には、入場料が不要でした。この理由として、あまりにも入場者が多いので、入場確認のための人員の確保が困難という説や、入場チェックをしていると、閉会まで入場列が途切れないという説があります。真偽のほどは分かりません。
しかしながら、2019年のC96から、入場にリストバンドもしくは入場証が必要となりました。これは東京オリンピック開催により、4日間の変則開催となり警備費を賄うために導入されたものですが、その後はコロナ渦の影響もあり、入場の有料化は継続されています。
将来的にまた無料になる可能性もありますが、「アーリー入場チケット」などの施策が徹夜組撲滅などに役立つのであれば、今後も継続して有料が継続される可能性もありますね。
コミケ入場者からしても、多少の入場料を支払っても、混雑が回避できる、徹夜組を撲滅できるなどのメリットを感じる人が多いようで、有料化を支持する意見が多いようです。
コミケの企業ブースには、どんな企業が出展しているのかな?
オタクにとって年に二度の祭典「コミケ」。そこには50万人以上のオタクが集結するわけですから、様々なアニメ・漫画・コンテンツ関連業が出展しています。萌え関連企業としては、アニメ製作会社やアニメグッズのメーカー、漫画を出版している出版社、ゲーム会社など。コミケは話題性の高いお祭りですので、コミケ限定グッズや、先行販売をする企業も多いです。
他にも、無料配布物も気合の入っているものが惜しげなく配布されます。レア度の高いものは長蛇の列になることもしばしば。
それだけに留まらず、一般企業の出展も増えています(固い企業がコミケに出展することは、それだけでバズりやすい傾向があります)。一例として、バレーボールメーカーのミカサ、NHK、GMO、マイクロソフトなど。中には同人誌を模した「薄い本」PRグッズを無料配布していたところもありました。
コミケでなければ入手できないものも多数ありますので、事前の情報収集が重要です。企業ブースの出展社・出展グッズの情報は、こちらをご覧ください。
企業ブースの出展社・出展グッズの情報
コミケの企業ブースの行列の長さは?どれくらい体力が必要?
近年の傾向ですが、サークルは東ホール(+新設された南ホール)、企業ブースは西ホールに配置されています。行列の生成場所がどこになるかは時の運ですが、企業ブースは西の屋上展示場に生成されることが多いようです。こちらは夏は直射日光から逃げる場所もない、過酷なエリアとなります。屋上砂漠ちほーです。水をしっかり取らないと命の危険すらあります。
行列に並ぶ時間ですが、場合によっては朝から閉会まで並び続けるという例もあるようです。これは極端な例かもしれませんが、16時ごろ帰り際に屋上展示場を横切る際にも、まだ解消されていない行列を見かけることは、稀によくあります。
また、基本的に企業ブース単位で並ぶことになるので、商品ラインナップにも注意が必要です。たとえばAという作品のグッズが欲しいのだけれど、その企業ブースでBという大人気作品のグッズも販売していると、そのトバッチリを受けて行列がさらに長蛇になるという傾向があります。とほほ。
また「限定」と「先行」との違いにも注意を払う必要があります。「限定」はコミケで購入するしかありませんが、「先行」であれば閉会後に通販やショップ等で購入できます。体力の限界を感じたら、後日の通販に託す判断をしましょう。
欲しいグッズのためとは言え、長蛇の列に並ぶのはつらいものです。気力も大切ですが、体力を残しておくことも重要です。しっかりご飯を食べる、睡眠をとる(徹夜はダメです)、そして隊長の不調を感じたら、撤退する勇気も必要です。コミケでは毎回のように救急車が呼ばれています。お宝グッズを愛でるのも、命があってのことです。企業に並ぶ前には、体調管理は万全に。
企業ブース『配置図マップ』を入手するには、どうすれば?
当サイトでは、企業ブースマップのベースとなる、「A4サイズのサークル配置図MAP」を、こちらのページで特別に無料配布しています。
事前にダウンロードして自分だけの「宝の地図」を作り、楽しいコミケライフを送りましょう!
プリンタが無くても、コンビニ出力できます。
「A4サイズのサークル配置図MAP」は、セブンイレブンの「ネットプリント」にも登録しております。全国のセブンイレブンのマルチプリンターからの出力が可能です。コミケにとって「企業ブース」が存在する意義
コミケの本質は「同人誌即売会」です。個人のサークルが自由に表現し頒布する「自由な表現の場」。これは最初の開催から変わっておりません。それに対し「企業ブース」はコミケの理念から外れているという意見もあります。
限定グッズを販売し、営利を目的とする企業活動は、コミケの理念にそぐわないという意見です。
特に限定グッズは、長蛇の行列を生み出し、転売屋の増加、徹夜組という「悪しきコミケ」の一因であるという風に捉えられることも多いです。
また、巨大化を続けるコミケは警備費の増大という問題が発生し、そのコストをペイするために企業ブースを受け入れたという説もあります。
もしかしたら、企業ブースが無くなったら、コミケを開催することすら難しいのかもしれません。願わくば、サークルと企業ブースが良い形で相乗効果を引き起こし、コミケというイベントを発展していってほしいものです。
サークル専門の人にも、企業ブースに来て欲しい!
コミケ参加者の中には、サークルスペースのみを巡り、企業ブースには行ったことがない人もいるかもしれません。そんな人も、企業ブースに来て欲しい!と思います。午前中はホール全体が「行列」で埋め尽くされていますが、午後になると解消され、3時以降になるとゆったりと見てまわれます。
意外なグッズの購入や、コスプレ売り子さんの撮影、無料配布グッズの収集などは、午後に行っても楽しめます。
コミケのアナザーサイドである「企業ブース」を、ぜひ楽しんでみてくださいね。
企業ブースの出展社・出展グッズの情報
もえか
古より伝わる呪文を教えてもらったよ「こうどなじょうほうせん」
ちはや
その行列、次回のコミケに向けた列ですわよ